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Adagioな日々に


東京発の気紛れな雑記帳
by chezromarin
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ニースのシャガール美術館


前回、休館日と重なって、
見逃してしまったシャガール美術館。

今回は、ニース空港で出発までの時間があったので、
迷わず向かった。

ニース空港からトラムでジャンメドゥサンまで行き、
そこからタクシー。

地図で見るとニース駅から近いけれど、
坂の上だから、歩くとかなりある様子。

タクシー乗り場に停まっていたのは大型ワゴンだけ。
仕方ない、乗った。

料金は20ユーロ。
やられたー、と思ったけれど、
6人乗りの内装豪華なタクシーだったし、
ニースは一方通行も多く、かなり回る。
時間もないし、仕方ない、受け入れる。

楽しみにしていたシャガール美術館。
ニースのシャガール美術館_d0167158_23584885.jpeg




























テーマごとに展示されていて、
とても見やすい。
たぶん、聖書を知っているとより楽しめる。

私はクリスチャンではないけれど、
2度目の高等教育を受けた時に、
聖書を知っていれば教養の単位取得が容易になりそうだと思い、
新旧聖書を読破したことがある。
書籍としては世界最大のロングセラーだ。
文学部の勉強をしているのだから、
きっと読む価値はあるだろうと。
サポート的知識はネットから拾った。
恐らく信者の方は教会の説教などの中で学ぶんだろう。
実際、日本の大学で学ぶ教養は西洋のものが多いので、
単位を取るのにはすごく助かったし、
デカルトが何故凄いか、デカルトが何を言っているか、
といったあたりも、理解がスムースだったと思う。
その後、海外ニュースを聞いたり、
ヨーロッパを観光するのにも随分役立っている。
聖書を読んだから信仰心が芽生えるということはほぼないかな。
信仰心は他者からの働きかけがあって初めて芽生えるものだ。
読んでみたいけど怖い・・という人には、
安心して読んでみて、とアドバイスしたい。
聖書を理解するのと、信仰は別物。
あと、キリスト教にもいろんな宗派があって、
聖書の言葉にも解釈が様々あるので、
ネットの情報を読むときには留保の態度も必要。

脱線してしまった。
シャガールを鑑賞する時は、
それくらい、聖書を知っているとわかりやすい。
別に知らなくても、
解説で教えてくれるから大丈夫。


一番見たかったのは、ステンドグラス
ニースのシャガール美術館_d0167158_23585514.jpeg




























小さなホールにステンドグラスがある。
美しくて、ため息。

グランドピアノにもその色が静かに映り込んでいる。

このホールでは、
シャガールの人生をまとめた映像が流されている。
ここの美術館の展示は限られているけれど、
この映像を全部見れば、
十分すぎるほどシャガールとその作品に触れることができる。



30分以上、このホールに滞在したかもしれない。






これからニースへ行くあなたへ、
Bon Voyage!







by chezromarin | 2019-11-14 00:31 | FRANCE